小説 新しいアイデアが浮かばないときの選択肢

2016年8月27日土曜日

ワナビ活動(略してワナ活) 雑記

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今回は、ワナビ……いや、小説家など創作関係の仕事をしている人たち全般に当て嵌まるだろうことを考察してみたぞよ。


処女作


初めて投稿した小説がそのままスルスルと選考を通過していって、そのまま受賞!

そんな小説家は調べると結構いるようだ。

なぜ冒頭でこんな話をしたかというと、一番最初に思いつき書き上げる小説は、その人が今まで生きてきて培った感性によって導かれた最も面白いアイデアから生み出された作品だろうという話をまず伝えておきたかったからです。



プロアマ問わず、小説を書いている人ならわかるだろうが、自分が人生で最初に書き上げた小説(ここでは本一冊になるくらいの長編に限定させてもらうが)には、凄く思い入れがあると思う。

最初に書いた小説は、ほぼ全ての人が作品として未熟だ。

だがそれは文章だったりキャラクターだったり構成力に限られた話。


そこにアイデアは含まれない。


一番最初に書く小説のアイデアは(新人賞を受賞しようという気概で執筆する方は特に)、その人にとっての宝石だ。むき出しのキラキラした特上の宝石。

二作目以降の小説


二作目、三作目と確かな実力でヒット作を連発する小説家もいるが、その作品のアイデアは、磨けば光りそうな原石(乱暴に石と言い換えてもいい)を何とか自分の中で絞り出すなり見つけ出してきて書く小説のはずだ。


一作目と二作目のアイデアの根源は決定的に違う。人によっては、最初に複数の素晴らしいアイデアを思いつくだろうが、それでも多くて3,4個が限度ではないだろうか

スランプ


俺氏はまだ投稿歴としてはヒヨッコ🐤の部類だろうから断言はできないが、ワナビ期間の長い方はアイデアは出し尽くして、いったい何を書けば面白いと思ってもらえるのか、評価してもらえるのかと、まるで迷宮に迷い込んだような心地の方は多いのではないか。


経験はないが、弁護士を志して長年勉強しては、毎年落ちていた人も同じような心境だったと思う。もう何を、どこを勉強したらいいかわからない――といったふうに。


最も今は、受験できる回数は生涯で三回に限られているようだが。

一発屋


一発屋という言葉もある。最近では主に芸人によく使われる言葉だが、これは最初に思いついてすぐにブレークするパターンと、長年やってきた多くの中のネタの一つが突如ブレークするパターンがあるように思う。オリエンタルラジオや8,6秒バズーカは前者、永野という人は後者にあたるだろう。いや、まだ一発屋と決まったわけじゃないが(;^ω^)。

発想のセンスか、積み上げた経験か、そんな議論に繋がっていきそうな話ですな。




本題に戻して。。


小説家の場合はどうだろう。

一作というよりライトノベルの場合は1シリーズと言った方が適当ですかね。
この1シリーズはヒットしたけどそこで終わる作家さんは割といる気がする。生涯食っていくに困らないほどの収入が稼げればそれでもいいだろうが、そうでもない中規模の一発屋は死活問題に直面するということですな。
こういう作家さんは、よい作品のアイデアが複数生み出せずに埋もれるんじゃなかろうか。

ヒット作を連発する小説家はセンスがあり、経験も積み重ねたという二段構えな人が多いかもしれない。そのくらいでないと小説家として生計を立てることはできないと思うのだ。作家買いという概念が薄いといわれるライトノベル作家は特にそうかもしれぬ。

どれほどの期間、本を出版でき、かつ売れるかという統計データを出せば、それは一目瞭然の結果として現れると思う。

最初のアイデアを磨くか、新しいアイデアを見つけるか。


さて、ライトノベル作家として現状No.1といっても過言ではない川原礫という方がいるが、この作家さん……実はアイデアという点ではどの作品も共通している。

それは「反応速度」という要素を主人公の強みにするというアイデア。

ネットに小説を投稿していた時代(ソードアートオンライン)から、電撃大賞を受賞した時(アクセルワールド)、どちらの作品も「反応速度」を小説の主要な魅力の一つとして昇華されたものだ。




ここまで考えたところで浮上するのが、「最初に思いついたアイデアを基にした小説をとことん磨き上げることに注力する」か、「どうにか別の新しいアイデアを絞り出して新作を書く」かという話。

結果的にだが、川原礫さんは前者ということになる。

ならば他の小説家志望の方も「最初に思いついたアイデアを基にした小説をとことん磨き上げることに注力する」べきなのか?

はっきり言ってしまうが、これは後者を選ぶべきだろう。川原礫さんの例を挙げといてなんだが。

なぜなら、仮に最初のアイデアで執筆した小説を磨き上げて受賞したとしても、それ一作で一生分稼げるのはほんの一握りだし(ゴメンこれさっきも言ったね)、新作を書けば大なり小なり新しい境地の閃きを得られると俺氏は思っているからだ。

作家になるための力量も、新作を書きあげる方が上がるだろう。

それに、デビュー出来てから最初のアイデアを使った小説を書けば何の問題もない。むしろOK!

小説を書き始めた当初は、せっかくの素晴らしい宝石をくすんだ状態にしてしまい、その価値を大きく減じてしまう。

だが、小説家になれたなら。振り絞ったアイデアで受賞できるほどの力量を身につけたなら。。。



そのとき、自分の中にある素晴らしい宝石を十二分に輝かせることができる。。。



長年落ち続けていると、何がいいのか悪いのかわからなくなり停滞しているように感じている作家志望の方は、あるいは原点のアイデアを磨いてみるのも手だとは思うが。そこはケースバイケースですな。




うん、そんな感じ。


なんていうか……………。














さっきから偉そうに言ってスミマセン(;^ω^)💦






気づいたら最初に書き上げた小説の改稿ばかりをしようとする俺氏への叱咤を、こうやって記事にすることで明確にしたかったのでゴザル(`・ω・´)!!



小説家を志している方なら、多くの方がこのような結論に至っていて、そういう人には今更感ハンパなかっただろうが、俺氏の思考を整理するために書いてみたテヘペロ記事でした(๑´ڡ`๑)


ちなみに、プロの執筆論が知りたいという人には、こちら👋




ps.やべえマジやべえすわ俺の文章の説得力!マジ惚れるっつーか濡れる……どこがって?ば、馬鹿たれぇっ!マジやばいっす文章力鍛えさせていただきました。今から筋トレさせていただいてきますOK!EXILE!!!!

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